――気持ち悪い、不吉だ。生白い肌も老人の如き髪も、何より柘榴の色をした眼が凶つの証。
一応二つの頃辺りまでは、それでも辛うじて親と呼べるヒトの手で育てられた。けれどやっぱり異質な色を二つも持つ俺は身体も弱くて厄介者で、三つになる前に売られた。今ではもうあやふやで、親の顔も売られた金子の量も覚えていない。ただ、死ぬよりはマシだと思った。
産まれ付き肌が弱いのか、長時間太陽の下に居られない。皮膚がすぐ焼けて、火傷したようになる。忌々しい身体と色を呪いながら、それでも死にたくないと思う俺は、貪欲に違いない。
自分を買ったのは、とある里の長。――忍の里だ。
晴れた日の昼間は長い時間、外に居られないから小屋で巻物を読み漁った。曇り空の日は外に出て、他のヤツ等と遊んだ。特に、種を蒔いた草が毎日少しずつ背が高くなるのを、足に掠らせず飛び越える遊びが面白くて得意だった。少し動いただけで身体が悲鳴を上げたのはもう幼い過去のコトで、すっかり体力も付いたから全然苦しくない。
その遊びが既に一種の剪定――振り分けだったのだと知る頃には、遊びは遊びでは無くなっていた。
特殊な訓練、特殊な勉強。移動に使うのは道では無く木々の枝。眠る場所は畳の上では無く天井裏。纏う衣は墨染めや藍染の、暗く濃く動き易いそれ。
俺は幸か不幸かとても忍に向いているのか、能力だけなら群を抜いていた。暗闇でも目立つ髪色、炎天下の下を歩けないのはかなり弱点だけれど、髪なら染め粉や煤で黒くすれば良いし、忍は真昼の外を堂々と闊歩するような職業でも無い。
里一番の有望株――皆にそう言われたし里のお偉方も俺に期待をかけていたので、俺はそのくらい凄いのだと自覚していた。――それなのに。
「―――――――は?」
今聞いたコトは空耳か。里一番の有望株であるこの俺が――まさか、そんな。
「うん? だから。――俺の娘に就けると、そう言ったんだが」
眼の前の武将であり城主である二十歳手前くらいの、それなりに名家の主であろうにやけにスッキリした身なりの、まだ若い男はそうのたまった。一応雇い主であるからこっちもキッチリ正座して無礼にならないようにしているけれど、里の長老等から、
『五條の一族様は代々、忍を上手に使うコトに長けておる。そして珍しくも、忍を大事にするコトが出来る。きっとお前も上手に使って下さるコトだろう。大事に使って下さるコトだろう』
と聞いた手前、今まで里から出ずにひたすら修行ばかりしていてまだ世間をよく知らない俺だけど、里でも『五條』家の話はよく耳にしていたモノだから、つい期待なんかしてしまった訳だ。そこまでの御仁ならば、さぞかし忍らしく使って下さるコトだろう――と。
それが、何だ? どうして俺が――里一番の有望株と褒めちぎられたこの俺が、幼姫の子守なんざしなきゃならない訳? あれ? 俺の聞き間違い…じゃ無いよな。二度も訊き返す等と無礼千万なコト、いくら納得してなくともしない。
「納得、しておらん顔だな?」
表情読まれた。くそ、俺もまだまだか。
けれど納得し難い仕事を与えておきながら、それが判っていてククッ、と笑みを隠さずそれを言うこの雇い主は涼しい顔して中々喰えない御仁だと思う。――まぁ、知勇兼備と評判猛々しい五條家の現当主、見た目はたおやかでも中身は結構なモノと言うコトか。
「お前、幾つだ?」
「数えで九つになりますが」
「ウチの姫は今年で五つだ。産まれ付き声が出ないのだが、医師の診断によると声帯に問題は無いらしくてなぁ、」
「あぁ…成る程、それで、」
忍を就けると言う訳か。声が出せない姫の護衛に、忍程の適任も無い。まして自分もまだ九つの年齢だ。側に就けるには打って付けの歳。
「否それは別に。俺の姫は忍に懐いているからなぁ」
「……じゃあ、私でなくても宜しいのでは」
「まぁそう言うな」
可愛いぞ。
付け足された最後の言葉も琴線には響かない。姫が麗しかろうと何だろうとまだまだ子供、充分幼子だ。
そもそも良家の姫君とは一般的に美しいのが当たり前だろうと思う。何故なら良家とは、美男美女の生まれる確立が極めて高いからである。美男と美女が子作りすれば、余程の失敗が無い限り産まれて来る子供も美貌を持っている。それが誰かに見初められ、或いは政略的な縁談によってまた美男と美女が婚姻を結ぶ。それを繰り返せば差違はあれど皆美しい顔立ちの人間ばかりになる。
庶民の娘であっても殿様辺りに見初められ、お手付きにされ、産まれた子供がその女の血を色濃く受け継いでいれば、殿様が引き取れば将来的に使える顔立ちの子供が一人増える訳だ。美男美女の子供はたくさん居れば居るだけ政略的に有利と言う訳だ。子供でも判る単純な論理。
俺がまだ九歳だから、子供だからそんな仕事しか与えられないのか。――何となくガッカリして、一礼してその場を瞬時に去った。
嫌だけどお役目はお役目。
相対した姫君は五つと聞いた通り、何とも幼い少女だった。
声が出ないその姫と、どう意思の疎通を図るか――読唇術なら心得ているが、産まれてこの方未だに声が出ないとあっては発音の仕方から先ず判らないだろうから、誰かが発語の指南でもしていない限り、読唇術は難しい。
姫君は興味津々に俺の髪を見て俺の眼を見て俺を隈なく見た。その視線には慣れたモノだが正直煩わしい。
カサリ、と姫が懐から年季の入った皺だらけの、けれどよく見れば物凄く上等だったろう和紙を取り出した。幾重に折られたそれを拙い仕草で広げるのをただ待てば、広げられた紙面には流麗かつ色褪せた墨痕で――
……いろはにほへと?
かな文字のそれ。姫が小さな指で『あ』を指す。成る程、そうやって喋っているのかこの姫は。
『な、た、の、お、な、は、な、ん、と、お、つ、し、や、る、の、で、す、か』
(貴方の御名は、何と仰るのですか?)
スラスラと淀み無い指の動きだった。随分使っているのだろう、和紙の端はよれて丸みを帯び、字の跡が指に擦れて掠れてきつつある。
いくら姫君といえど五歳の子供がこんなに流麗な文字を書けるとは思えないから、これはあの喰えない当主様かはたまたその奥か。
それにしても一介の草如きに敬語を遣うとは奇妙な姫君だな。
言葉にしても良いが、俺はまだこのお役目に不満タラタラだったので、意地悪で声を聞かせないコトにした。そもそも忍など、声を出す必要も無い。
褪せた桜色の紙面に指を置く。おおよその文字の配列を頭の中に入れると、一気に指し示してみせた。読めるモンなら読んでみな。
『くさにななどたずねるひつようはありませんのでおすきにどうぞ』
(草に名など訊ねる必要はありませんので、お好きにどうぞ。)
首を傾げる。速く指で喋ったのだ、読めるまい。
――と、ちょっとした満足感に浸っていたら、次の姫の小さな指が紙になぞったその言葉に思わず眼を見張った。
『く、さ、と、は、ど、う、い、う、い、み、で、す、か』
(草とは、どういう意味ですか?)
首を傾げたのは読めなかったのでは無く、「草」という意味が判らなかったのだと――告げている。
何となく悔しくなって、俺は先程よりも速く指で喋った。
『くさとはしのびのことですしのびになをつけるのはあるじなのでどうぞおすきにおよびくださいともうしただけです』
(草とは忍のコトです。忍に名を付けるのは主なのでどうぞお好きに御呼び下さいと申しただけです。)
どうだ、読めまい。
『で、も、お、さ、と、で、は、お、な、で、よ、ば、れ、ま、し、た、で、し、よ、う』
(でも御里では、御名で呼ばれましたでしょう?)
――くっ、また読まれていた!
何だか自棄になったので、もう指で喋るのは止めにした。
「一応、長が付けて下さった名はありますが。俺はその名で呼ばれるのは嫌いです」
一応あるにはあるのだが、悪趣味なのでそう呼ばれるのは嫌なのだ。
「大体、姫は声が出ないと聞きました。だったら名も呼べないでしょうから、知る必要無いでしょう」
不遜極まり無い暴言だった。姫の声が出ないのは姫のせいでは無いと知っている。判っている。俺だって好きで――白子になんか産まれてきたんじゃない。
言った瞬間、物凄い量の殺気が四方八方から肌を突き刺してきた。ここで働いている忍は、余程この姫が大事らしい。
けれど俺はやっぱり、子守なんてやりたく訳で。
キュ、と哀しそうに眉を顰められて、「少し言い過ぎたかな」と思ったけど口には出さない。
天井裏や襖の陰、床下から庭木の上。あちこちから殺到するかの如きこの殺気だけで不覚にも喉が絞まる思いだが、意地でも表には出さず平静を装う。
『で、も、し、り、た、い、で、す』
(でも、知りたいです。)
凄く不本意だが、一応主は主。殺気は益々強まるばかり。俺は嫌々ながらに口を開いた。
「…………………ヒメ、です」
あの長め。男の俺に、しかも忍の俺に、よりにもよって「ヒメ」と名付けやがった!
理由は眼の色。緋色の眼だからヒメ――「緋眼」。ふざけてる!!
キョトン、としてからジッと凝視される。あぁもうだから嫌なんだよこの呼び名! 里を出たらさっさと主に名前付けてもらうのが夢だったんだ!
「だから、何とでも好きに呼んで下さい。大体、姫の場合呼ぶ時は畳を叩くか手を叩くかで呼ぶしか無いでしょう。――それより、姫の名の方が知りたいのですが」
せっかく、里から出れたのにな。よりによって声の出ない主とは。姫のお父君が雇い主だから、そっちに付けてもらうのもアリなんだろうけど。
姫は、暫し考え込んだ様子で上目遣いをしてから――スッ、と紙面に指を滑らす。
大体、このお役目って一体いつまで!? まさか姫君が成長してどこかに嫁ぐまでじゃないだろうな? 嫌だそんな長い間子守させられるなんて!冗談じゃない!! そもそも婿養子貰ったとしたどうなるんだよ! 一生か!?
多少姫君の不興を買ってでも、このお役目を外させるように仕向けてやる! ――と、俺は不満を一切隠さず、強くそう誓った。
――等と思っていたあの頃の生意気な自分を、今の自分は心底嬲り殺したい。過去に行けたら問答無用で拷問にかける。
否しかし待てよ? 拷問には耐えられる自信はあるが、名残は絶対身体に残るだろう。それを姫が見たら…見なくても知ったら…きっとあの顔を悲しみの色に歪ませてしまう!
駄目だ、それだけは駄目だ。あの愛らしい顔が涙に曇るなど! 俺のコトに心痛めてくれるのは嬉しいけれど、でもやっぱ駄目!
苛々したまま森を一足に翔ける。純粋な怒りの衝動に、俺は叫んだ。
「―――――――っの野郎ァア!! 俺に嘘吐きやがってえぇェーーーーーーー!!」
ザッ、ザザザザッ!
木々を伝って疾風のように翔ける。手には姫の好きな甘味屋の新商品、葛餅が一包み。
基本は未だに姫君の護衛だが、白子の忍にとってそれは任務でも命令でも無い、今や自分の最重要になっていた。
だから普段は姫にベッタリ、どこへ行くにもお供するのだが、やはり元は優秀な子忍として召抱えられただけあるので、偶に忍らしい任務が与えられる時もある。
あの頃の自分なら大層喜んだだろうが、今の自分には億劫なだけだ。何せ任務と言うコトは、少なからず姫の側を離れるコトになる訳で。
任務も終わってやっと城へ帰った矢先に、同僚である陸助(りくすけ)の使いである鴉が飛んで来たので何かと思えば、『姫君が甘味を所望している。』との文が。
そう言えば任務が終わった喜びに一目散で城まで帰って来たは良いが、手土産を何も買って来なかった! 不覚! と気付いて、姫を一目見る前にと、慌てて買い求めに行った――ら。
『あっれー? 兎じゃん。何、アンタわざわざ姫様追っかけて来た訳ー?』
同僚のくのいちが町民の格好でそこに居た。多分城下の治安の為に情報収集でもしているのだろう。…その割に、空の皿が七枚も積み重なっているのは見ない振り。
『うっさい、「兎」って呼ぶな!』
『じゃあ、あっちの名前で呼んで良い訳?』
『駄目に決まってる』
白い髪と紅い眼。だから「兎」とよく呼ばれからかわれる。もう慣れっこだがやはり兎とは可愛い生き物なので微妙。「ヒメ」と呼ばれるよりはマシ、な程度。
ちなみに「あっちの名前」とは、姫が付けてくれた名前だ。当時は内心で物凄く嬉しかったのだが、皆がそう呼ぶ内に何だか姫以外の者にその名で呼ばれるのが癪になってきたので、「姫以外その名で呼ぶな」と言い渡してある。
なので、皆俺のコトを「兎」だの「赤目」だの好きに呼ぶのだった。
『それより、どういう意味ださっきの。姫は城じゃないのか?』
『だってさっき、陸助と一緒にここ来てたもん。姫様と一緒に一本のお団子二人で食べちゃったぁ。良いでしょ~』
何ですと!? 羨ましい! ――じゃ、無くて!
『ちょ、何!? 陸助!?』
『うん。いっつもアンタが独占してる姫様と一緒だったから、すっごく嬉しそうだった』
『……あの野郎…、謀ったな…!!』
『何だか知らないけど。騙される方が悪いのよー。これ、忍の鉄則』
アハ、と笑うくのいちはもう無視! 出来上がったばかりの葛餅を受け取って、俺はすぐさま走った。途中、近道の為に山の中。――目指すは、姫の部屋。
「陸助ぇ!!」
スパーン!
開け放った襖の向こうには、姫を囲って忍がわらわらと。
くっ、コイツ等…! 俺が居ない間に随分と姫に接触しやがって…!
「何だ! もう帰って来たのかお前!」
「もうちょっと任務掛かると思ったんだけどなぁー」
「寧ろ野垂れ死んでくれれば良かったのに」
声が出ない姫だけだ、パァッと満面の笑みで嬉しそうに寄って来て暖かく迎え入れてくれるのは。
やっぱり俺には姫さえ居ればもう良い。姫さえ居れば生きていける。
「姫、お土産」
出した葛餅にもパァッと喜ぶ。一応さっきの店で姫も食べたんだろうけれど。その笑顔だけで疲れも吹っ飛ぶ。
「何だ。――随分と速かったな、兎。しかもその甘味ならば、つい半刻程前に姫は食しておられたぞ」
「……陸助」
使いの鴉同様、髪も眼も頭からつま先まで真っ黒な同僚。腹の中まで真っ黒だ。羨ましいヤツめ! そんだけ黒に恵まれてるんだから姫は譲れ!
「よくも謀ってくれたなぁ…?」
「謀る? 何のコトだか」
「これだこれ!」
バッ! と証拠品(文)を広げて見せる。
「――あぁ、これは、『姫君が甘味を所望している。ので、今甘味屋へ来た。』と書いたつもりなのだが…二枚目を重ねるつもりが、どうやら忘れてしまったようだな。お前が城へ戻れば真先に姫の部屋へ赴くコトは判っているのでな、居ないと知ってガッカリさせるのは酷だろうと思うたまでのコト」
「嘘吐け! それだけなら一枚で充分足りるだろうがよ!! どんだけ余白あると思ってんだこの文!!」
「――否、良い。よしんば俺が謀ったとて、まんまと謀られるお前の方が悪いのだからな」
こっ、この野郎!!
「上等だオモテ出ろコラぁぁーーーーーーー!!」
「白子のお前が! 外で俺に敵うと思っているのか! 笑止!」
ハッ、と鼻で笑って陸助も立ち上がる。姫は困っていた。
「一刻で終わらせてやらァ! 火傷するまでもねェぜ!!」
「一刻もかかるまい! ――さて、申し訳ありませんが姫、そういうコトですので暫しお待ちを。…何、すぐ片付きます」
「大体な、テメェ俺を差し置いて姫と一緒に甘味処なんざ百年早ェんだよ!!」
「お前の許可なんざ知るか!!」
外で忍達による、よくあるやり取りが開始されたと城内の奥でもすぐ判る。
長年自分に仕えている老練な忍達の報告を聞いている間、喧騒は止まない。
顔を見合わせ、それぞれがフッと意地の悪い笑みを浮かべた。
「―――――――それにしても。保って三月(みつき)だったな、あの仔兎は」
「いやいや、姫様のお側にずっと侍(はべ)って三月なら、よく保った方かと思いますれば」
「陸助など五日もかからなかったですからなぁ」
「この間入ったばかりの者など、半日で落ちましたぞ」
フフフ…とおかしくて漏れる笑み。
「俺の娘はホントに…生粋の忍殺しよな」
「あの者が落ちるのに三月もかかったのは、妥当でしたな」
「『半年』に賭けたのは、当主様だけでしたしのぅ」
「あれ程嫌がってるのが丸判りだったのに、まさか『三月』足らずで落ちるとは思わなかったんだ。見かけによらず根性無しめ」
「いやいや、何せ姫様ですから」
「けれど、『落ちない』に賭けた者は誰一人居なかったな」
数年前のあの賭けは、俺一人だけ大損した――と、当時を思い出してワザとらしく嘆く主に、老忍達は顔を見合わせ苦笑いした。
出会いはそういう風でした、みたいな。最初から姫命!な忍じゃ無かったり。
ところが段々、気が付けばすっかり。今では完璧な姫至上主義。抜け駆け禁止で、その場所を獲られようモノなら同僚とて容赦しません許しません。
陸助とか五条とか緋眼とか、名前は今凄い適当に付けた。でも肝心の姫の名前と、忍の姫専用名前は結局謎のまま(爆)。
そして賭けの対象にされていた忍クン。
天然忍キラーな姫と、兄とかオトン通り越して既にオカンの域に達してしまったアルビノの忍。恋より愛。家族愛的な。
忍の少年は偶にあちこち全国津々浦々へ諜報に出掛けたり暗殺しに行ったりする際に、密かに姫の婿探しなんかもしちゃったり。勿論自分の眼鏡に適ってないとその時点でアウトオブ眼中なんだけど。
この忍は姫命!なので、自分の妹みたいな娘みたいな姫には当然それなりの男じゃ無きゃ許せない。基本的に『五條』家に雇われているので(←このヒト「俺は姫の忍!」と言い張るけどそこんトコロはよく判ってる)、だから絶対婿養子。姫が嫁いだら『五條』の抜け忍になってでも姫に着いて行くつもりなので、出来れば婿養子。
そして姫に釣り合うくらい美男で忍使いもよく判っていて、姫に自分が付き従っていても許せて、浮気しなくて教養も性格も最上級の男じゃ無きゃ姫は嫁にやりません!とか思ってる。どんだけ条件厳しいの。
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